図書館司書に溺愛を捧ぐ
お兄ちゃんは今、結局親と同じ建築の道に進んだと言う。

家にある建築模型を見たりするのも間取りを考えるのも本当は好きだったんだって。
でも素直になれず、親のひいたレールの上を走ることにも反抗してたんだって話してた。
カナダに行って親と離れてみてやっと親の凄さや恵まれた環境にいたことに気がつくことができたから、やっと素直になれた。一度日本を離れてみてよかった、って思ったみたい。

お兄ちゃんは建築士としての道を歩んでおり、その見た目からも光り輝いて見えた。
力強く光り輝き周りを照らしてくれる、引っ張ってくれる、そんな強い存在感があった。

< 13 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop