図書館司書に溺愛を捧ぐ
食事が進むにつれ、お酒も少し増えてきた。
「紗夜ちゃん、お兄ちゃんはやめてよ。なんか言われなれてないから恥ずかしいし。」
「昔からそう言ってたから私には馴染み深い呼び名なんだけどダメかな?」
「できればね。名前にしてよ。お互い子供じゃなくなったし。」
私は男性の友達はいないためなんて呼んだらいいのかわからない。職場だと名字だから今も「水谷さん」と呼んだらいいのかな。
私が悩んでいるとお兄ちゃんは「下の名前だよ」と言ってきた。
「基紀…さん?」
「いいねぇ。その呼び方。」
そう言われ私は顔が火照るのを感じた。
男性を初めて名前で呼んだから。
「紗夜ちゃん、今度からは名前で呼んでよ」
「なんとか努力します」
基紀さんは酔っているのか、なんだか楽しそう。そんな楽しそうな基紀さんを見ていると私の心も弾んだ。
私も大人になった。2人で会話に困ることなく楽しい時間を過ごすことができた。
久しぶりに私もお腹の底から楽しかった、と思えた楽しい時間だった。
基紀さんに自宅まで送ってもらい、また今度、と言って別れた。
また今度、はいつかわからないけどまた会えたらいいなと思った。
「紗夜ちゃん、お兄ちゃんはやめてよ。なんか言われなれてないから恥ずかしいし。」
「昔からそう言ってたから私には馴染み深い呼び名なんだけどダメかな?」
「できればね。名前にしてよ。お互い子供じゃなくなったし。」
私は男性の友達はいないためなんて呼んだらいいのかわからない。職場だと名字だから今も「水谷さん」と呼んだらいいのかな。
私が悩んでいるとお兄ちゃんは「下の名前だよ」と言ってきた。
「基紀…さん?」
「いいねぇ。その呼び方。」
そう言われ私は顔が火照るのを感じた。
男性を初めて名前で呼んだから。
「紗夜ちゃん、今度からは名前で呼んでよ」
「なんとか努力します」
基紀さんは酔っているのか、なんだか楽しそう。そんな楽しそうな基紀さんを見ていると私の心も弾んだ。
私も大人になった。2人で会話に困ることなく楽しい時間を過ごすことができた。
久しぶりに私もお腹の底から楽しかった、と思えた楽しい時間だった。
基紀さんに自宅まで送ってもらい、また今度、と言って別れた。
また今度、はいつかわからないけどまた会えたらいいなと思った。