図書館司書に溺愛を捧ぐ
夕方2人で映画を見て、充実した休日を過ごし帰宅した。
帰りの電車は少し混んでいて、両手いっぱいの荷物を抱え2人で身を縮めてなんとか帰り着いた。
駅であずさと別れると着信音が聞こえた。
荷物を下ろしバッグからスマホを取り出すと基紀さんからの着信だった。
慌てて通話ボタンを押す。
『紗夜ちゃん?今駅だよね?』
『はい』
『やっぱり。今後ろにいるんだ、見える?』
振り返ると車がハザードランプをつけて止まっていた。
『見えました』
『これから帰るところ?送ってくよ』
『え、大丈夫ですよ』
『どこか寄るの?』
『ううん。』
『なら乗っていって。話もあるし』
私はさっき気がついてしまった気持ちに胸が高鳴り、急に緊張してしまった。
でも久しぶりに会いたい気持ちの方が勝り、車へ向かって歩き出した。
帰りの電車は少し混んでいて、両手いっぱいの荷物を抱え2人で身を縮めてなんとか帰り着いた。
駅であずさと別れると着信音が聞こえた。
荷物を下ろしバッグからスマホを取り出すと基紀さんからの着信だった。
慌てて通話ボタンを押す。
『紗夜ちゃん?今駅だよね?』
『はい』
『やっぱり。今後ろにいるんだ、見える?』
振り返ると車がハザードランプをつけて止まっていた。
『見えました』
『これから帰るところ?送ってくよ』
『え、大丈夫ですよ』
『どこか寄るの?』
『ううん。』
『なら乗っていって。話もあるし』
私はさっき気がついてしまった気持ちに胸が高鳴り、急に緊張してしまった。
でも久しぶりに会いたい気持ちの方が勝り、車へ向かって歩き出した。