図書館司書に溺愛を捧ぐ
基紀さんは緊張している私に優しくキスを振らせてきた。
基紀さんはTシャツを脱ぎ捨て上半身が露わになると私は目の行き場に困るがすぐにそんなことは気にならなくなった。
来ていた服のボタンを外され下着が露わになった。
恥ずかしくなり手で隠してしまうとその手を舐められ優しく外させられた。
背中に手が周りホックを緩められると胸が自由になり不安が煽られる。

「大丈夫だよ。大切に抱くからね」
 
そう耳元で優しく囁かれまた胸の奥がぎゅっと締め付けられる。

服を全て脱がされ、彼も全て脱ぎ去りお互い隠すものは何もない。

基紀さんの手が私の胸に触れるだけで身悶えてしまう。
それでも基紀さんの手は止まることなく私の胸だけでなく全身に触れてくる

触れられて、基紀さんを身近に感じられて変な感じがする。
私も彼に触れたくなる。
そっと彼の背中に手を回したことに気がついたのか基紀さんは私の顔を覗き込み破顔する。

基紀さんは私の全身余すことなくキスを落とし恥ずかしくなったが肌がふれることがこんなに気持ちいいとは思わなかった

どれだけ時間が経ったのかさえ分からない。

「紗夜ちゃんと繋がりたい。痛かったらごめんな。俺にしがみついていて。噛んでもいいよ」

え?

基紀さんはそう言うとグイッと私の中に入ってきた。
でも強引ではなく優しくそっと入ってきた。

あぁ…
ん…

下唇をグッと噛む私に基紀さんはキスしてきて「唇から血が出る」と緩めるように促された。

「全部入ってるよ。大丈夫?」

私の中に基紀さんがいるのがわかる。
苦しい。
でも彼との距離がなくなり今までになく近づくことができた。
だんだん慣れてくると彼は私の顔を見ながら動き始めた。
私の中でうごめき始め、段々と強く腰を打ち付けてきた。彼の動きに翻弄され、声が漏れ出てしまう。

「紗夜、声を我慢しないで。聞かせてよ」

そんな切ない声が聞こえてお腹の奥がキュンとする。

「紗夜、愛してる」

そんな言葉をかけられ私のお腹はさらに疼く。

「う……締まるな。紗夜、気持ちいい?」

「分からない。でも嫌じゃない。私も好きだから」

それ聞いてまた私に腰を打ち付けてきた。激しくなり、私はもう何も考えられなくなった。

基紀さんの息が上がり、やがて果てる。
汗ばんだ肌が触れ合いベッドの中で抱き合ったままどれだけいたのだろう。

「紗夜、大丈夫?シャワー浴びる?」

「うん」

「待ってて」

そう言うと近くにあった下着だけをつけバスルームに向かったようだ。

私も身体を起こし、上にきていたシャツを羽織ろうと手を伸ばすが掴めない。

ベッドから降り、足をつこうとするが足に力が入らない。

あれ?

そうこうしていると基紀さんは戻ってきてしまった。
自分のTシャツをかぶせ、着せてくれた。

「もしかして力入らない?」

私が頷くと頭をかきながら謝ってきた。

「ごめん、俺のせい。初めてだからと思ったのについ張り切りすぎた。ごめん」

私は首を振った。
そんなことで謝らないで。足の力が抜けただなんて恥ずかしくなるから。

「俺のせいだから俺に任せて」

そう言うと楽しそうに私を抱き上げ、バスルームに連れて行ってくれた。

そこで私は初めてお風呂に一緒に入った。
髪の毛も体も全て洗ってもらい、一緒にバスタブに入った。

あまりの恥ずかしさに悶えるが基紀さんはとても楽しそう。

バスタブの中で私は基紀さんに後ろから抱えられるように浸かった。
少しぬるめで、入れてくれたバスソルトのいい香りがしてゆったりする。

私が目を閉じてのんびりしてしまっているとなんだか胸の辺りがザワザワする。

ん?

ふと目を開けると基紀さんの手が私の胸に触れてきていた。
初めは指先で少し触れるくらいだったが徐々に両方の手が揉み始め、先端をいじり始めてきた。

あ……ん。

私の声が漏れると気がついた基紀さんは私の向きを変えさせて向かい合わせにさせた。そして基紀さんの足をまたぎ座らされるとさらに胸をいじり始めた。
基紀さんに先端を舌で転がされ、吸われるとさっきまで敏感だったところがまた反応して先端が痛くなり立ってしまう。
反対側は指や掌で絶えず刺激されて声が我慢できない。

「紗夜。入ってもいい?」

基紀さんの下腹部もビクビクと反応しているのを感じる。

私は頷くとそのままするりと入ってきた。
お湯がちゃぷちゃぷとしながら私たちはまたここで繋がった。

音が響きそれがまた私たちを興奮させた。
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