【完】好きだからそばにいるんだよ
パパがこの世の終わりみたいに落ち込んでいる。安心して。私はまだ、お嫁さんに行かないから。
白矢くんの可愛い彼女にしばらくいるつもりだから。
その言葉ですら、娘が遠くなっていく悲しい言葉なのであった...。
「そうだ日和。おばぁちゃん、1週間後に退院するんだけどね、おばぁちゃんは本格的な治療するために大学病院に行くことになったんだよ」
パパのことはいいんだ。さすがママ。切り替えが早い。
母は今朝、医師に説明にしていもらったことを日和に話す。日和は祖母の退院を心から喜んだ。
「そうなの!?おばぁちゃん良かったね」
大きな病院で治療を受ければおばぁちゃんは今よりも外に出れる機会が増えることになる。おばぁちゃんと一緒に出かけられるんだ。
「しかもその病院は元々住んでいた街で」
「てことは近いうちにまた引越し?」
「そういうことになるね。日和も大変かもしれないけど、おばぁちゃんのために頑張ってくれる?」
「もちろん!ここに引越してくる時だって、おばぁちゃんのために私が自分で決めたことだもん。今回だって全然大丈夫だよ!」
そうか。木乃実ちゃんたちといられるのはもうすぐで最後なんだ。
みかっちたちとまた学校生活を送れるのは嬉しいけど、せっかくできた友達だから寂しいな。
白矢くんの可愛い彼女にしばらくいるつもりだから。
その言葉ですら、娘が遠くなっていく悲しい言葉なのであった...。
「そうだ日和。おばぁちゃん、1週間後に退院するんだけどね、おばぁちゃんは本格的な治療するために大学病院に行くことになったんだよ」
パパのことはいいんだ。さすがママ。切り替えが早い。
母は今朝、医師に説明にしていもらったことを日和に話す。日和は祖母の退院を心から喜んだ。
「そうなの!?おばぁちゃん良かったね」
大きな病院で治療を受ければおばぁちゃんは今よりも外に出れる機会が増えることになる。おばぁちゃんと一緒に出かけられるんだ。
「しかもその病院は元々住んでいた街で」
「てことは近いうちにまた引越し?」
「そういうことになるね。日和も大変かもしれないけど、おばぁちゃんのために頑張ってくれる?」
「もちろん!ここに引越してくる時だって、おばぁちゃんのために私が自分で決めたことだもん。今回だって全然大丈夫だよ!」
そうか。木乃実ちゃんたちといられるのはもうすぐで最後なんだ。
みかっちたちとまた学校生活を送れるのは嬉しいけど、せっかくできた友達だから寂しいな。