【完】好きだからそばにいるんだよ
家に帰り、日和は留守番をしていた美華たちにまた引越すことに報告した。
「日和帰ってくるの!?」
「そうだよりーちゃん。1月の下旬にはってママが言ってた」
美華たちはもちろん嬉しい気持ちでいっぱいだ。けど、桐斗たちは違う。日和と別れる寂しさを感じていた。
「そうかもう...。早いな。ここに来てまだ、半年も経ってないのにな」
桐斗くん...。
「せっかくお友達になれたのに残念ですな」
広瀬先輩...。
日和と共に衣装を作った広瀬も残念な気持ちになっていた。
「全くです。来年の大会にも参加してほしかったのに」
「それはちょっと...。でも将流くん、次やる時も沢山お客さんも盛り上げてね!」
将流くんならいつでも人を楽しませれることが出来るよ。文化祭であれだけの人を楽しませることが出来たんだから...!
「はい!次は桐斗さんにも手伝ってもらうとしましょう。それと矢島さんにも!」
「私は絶対出ない。でも桐斗なら面白いことしてくれるんじゃないの?」
強制的に桐斗を大会に参加させて楽しもうとしている木乃実。将流はそれを聞いてノリノリになる。
木乃実ちゃんはもう、こりごりだよね。元から人前に立つのは得意ではなかったし。
それでも木乃実ちゃんはあのステージに立つことが出来た。
その一言は『くだらない』だったけど、私と初めて会った頃より、成長したよ...!
「勝手に決めるな!」
「怖...。だから桐斗はいつまで経っても自信がつかないんだから」
桐斗くんって、自信がなかったんだ。これは木乃実ちゃんしか分からなかったことかも。
「なんか言ったか?木乃実」
「別に。日和、次は私から会いに行くからね」
あわわわ....!またケンカが始まりそう。
「う、うん!また会おう木乃実ちゃん。桐斗くん、広瀬先輩と将流くんも!」
良かった。ケンカにはならなかった。
次の日。白矢たちは日和に見送られながら帰って行った。
次に会えるのは数週間後。引越したらまた白矢くんたちとの学校生活が始まる。
残りの時間は木乃実ちゃんや桐斗くん、広瀬先輩と将流くんとの学校生活を一日いちにち大切に過ごしたい。
最後まで私は皆と笑顔でいたいな。
「日和帰ってくるの!?」
「そうだよりーちゃん。1月の下旬にはってママが言ってた」
美華たちはもちろん嬉しい気持ちでいっぱいだ。けど、桐斗たちは違う。日和と別れる寂しさを感じていた。
「そうかもう...。早いな。ここに来てまだ、半年も経ってないのにな」
桐斗くん...。
「せっかくお友達になれたのに残念ですな」
広瀬先輩...。
日和と共に衣装を作った広瀬も残念な気持ちになっていた。
「全くです。来年の大会にも参加してほしかったのに」
「それはちょっと...。でも将流くん、次やる時も沢山お客さんも盛り上げてね!」
将流くんならいつでも人を楽しませれることが出来るよ。文化祭であれだけの人を楽しませることが出来たんだから...!
「はい!次は桐斗さんにも手伝ってもらうとしましょう。それと矢島さんにも!」
「私は絶対出ない。でも桐斗なら面白いことしてくれるんじゃないの?」
強制的に桐斗を大会に参加させて楽しもうとしている木乃実。将流はそれを聞いてノリノリになる。
木乃実ちゃんはもう、こりごりだよね。元から人前に立つのは得意ではなかったし。
それでも木乃実ちゃんはあのステージに立つことが出来た。
その一言は『くだらない』だったけど、私と初めて会った頃より、成長したよ...!
「勝手に決めるな!」
「怖...。だから桐斗はいつまで経っても自信がつかないんだから」
桐斗くんって、自信がなかったんだ。これは木乃実ちゃんしか分からなかったことかも。
「なんか言ったか?木乃実」
「別に。日和、次は私から会いに行くからね」
あわわわ....!またケンカが始まりそう。
「う、うん!また会おう木乃実ちゃん。桐斗くん、広瀬先輩と将流くんも!」
良かった。ケンカにはならなかった。
次の日。白矢たちは日和に見送られながら帰って行った。
次に会えるのは数週間後。引越したらまた白矢くんたちとの学校生活が始まる。
残りの時間は木乃実ちゃんや桐斗くん、広瀬先輩と将流くんとの学校生活を一日いちにち大切に過ごしたい。
最後まで私は皆と笑顔でいたいな。