【完】好きだからそばにいるんだよ
そんな時、日和が自分について悩んでいることを知った。







「俺の身勝手な行動で、中原を悩ませる結果となった。だから改めて言わせてくれ。中原。俺と付き合って下さい」






「はい....!」







「いいのか....?本当に」







「私、白矢くんと今まで沢山会話して楽しかったよ。これが『好き』って気持ちがまだよく分からないけど、私、白矢くんのこと、心が満足するまで好きになるから...!これじゃあ、ダメ?かな」








「ありがとう中原....」







白矢は微笑んだ。日和の気持ちはまだあまり自分には向いてないけど、嫌われていない。








小さい好きが日和の中にある。それがなによりも嬉しかった。








「日和....!」







「みかっち!皆も」







影で見守っていた3人が日和を祝福した。







「日和よく頑張ったよ。今まで日和のこんな姿見たことなかったからハラハラしたけど、結果安心した!」








「つーちゃん」








「あたしの日和が本当に白矢くんのものになるなんて...。いい!日和を泣かすことがあったらあたしが許さないんだから...!!」









「凛ってば....。でも、それはうちらも同じ。白矢くん。もし、日和を泣かしたりすることがあればその時はうちらは容赦しないよ?」








美華の真剣な目は白矢に大きな覚悟を決意させた。







「分かってる。そんな事がないよう、中原を大事にする」








白矢の言葉に嘘はない。友人たちは安心して日和を任せることにした。
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