【完】好きだからそばにいるんだよ
「もちろん、父さんたちは日和の1人暮らしも考えた。だけど、日和が居た方がおばあちゃんは安心して闘病生活を送れるんじゃないかって....」
日和は何も話さなくなった。日和の表情を見て、何を言ったらいいか分からなくなった父。
そんな2人の様子を見て、母が代わりに話し始める。
「日和。友だちと離れるのはとても辛いと思う。母さんたちはそれはちゃんと分かってるよ。
だから父さんとそのことも考えて、春になったらこっちに戻ってこようと思うんだ。
もちろん、おばあちゃんも一緒に。まずはおばあちゃんの様子を見て、今度どうするか話し合いたい。
でもどうしても、日和がここに残りたいならそうしていい。決めるのは日和だよ」
ママ...。そこまで私の事考えてくれてたんだ。
みかっちや白矢くんと離れることになるのは辛いよ。
けど、病気を抱えているおばあちゃんは1人で心細くてもっと、辛いよね。
私が行けば、おばあちゃんは少しでも元気になるのかな?
大好きなおばあちゃんだからもっと一緒に居たい。
「私、おばあちゃんのところに行く!少しでもおばあちゃんの支えになるなら転校だって耐えられるよ...!」
「ありがとう日和。引越しは2週間後だ。今日から準備を始めること」
「はい」
「学校の方には明日、連絡しておくからね。友だちにもちゃんと説明するんだよ」
「分かってる」
日和は何も話さなくなった。日和の表情を見て、何を言ったらいいか分からなくなった父。
そんな2人の様子を見て、母が代わりに話し始める。
「日和。友だちと離れるのはとても辛いと思う。母さんたちはそれはちゃんと分かってるよ。
だから父さんとそのことも考えて、春になったらこっちに戻ってこようと思うんだ。
もちろん、おばあちゃんも一緒に。まずはおばあちゃんの様子を見て、今度どうするか話し合いたい。
でもどうしても、日和がここに残りたいならそうしていい。決めるのは日和だよ」
ママ...。そこまで私の事考えてくれてたんだ。
みかっちや白矢くんと離れることになるのは辛いよ。
けど、病気を抱えているおばあちゃんは1人で心細くてもっと、辛いよね。
私が行けば、おばあちゃんは少しでも元気になるのかな?
大好きなおばあちゃんだからもっと一緒に居たい。
「私、おばあちゃんのところに行く!少しでもおばあちゃんの支えになるなら転校だって耐えられるよ...!」
「ありがとう日和。引越しは2週間後だ。今日から準備を始めること」
「はい」
「学校の方には明日、連絡しておくからね。友だちにもちゃんと説明するんだよ」
「分かってる」