【完】好きだからそばにいるんだよ
「これでよし」
木乃実がメールを送信したのと同時に、日和のポンチョは完成した。
「できたー!」
「良かったわねー。日和ちゃんによく似合うわよ」
「ほんと!?矢島さんどう?」
「瓜二つ。中原さんってほんと、ヒヨコみたい」
「えへへ。ふふーん。間に合ってよかった。これで文化祭はバッチリだね。あとで皆に報告しないと...!」
「よく似合っているよ。木乃実ちゃんはどんな衣装を作ったんだい?」
「私ですか?えーと...こんな感じのドレスです」
スマホに作ったドレスの写真を表示させ、日和の祖母に見せた。
「あらー素敵ね。これ、木乃実ちゃんが1人で作ったの?」
「はい。手芸部の広瀬さんにアドバイスを頂きながら」
「とっても綺麗だったよ。皆、矢島さんのドレスを見てびっくりしてた」
「そうかい。頑張ったねぇ」
「そんなことないです。1番褒められたい人に褒められなかったし....」
先程まで楽しそうだった木乃実の表情は一気に暗くなった。日和の祖母はその様子を見て、木乃実の心情に気づいた。
それから真剣に木乃実のドレスをじーっと見始めた。そして木乃実の手を握って話し始めた。
木乃実がメールを送信したのと同時に、日和のポンチョは完成した。
「できたー!」
「良かったわねー。日和ちゃんによく似合うわよ」
「ほんと!?矢島さんどう?」
「瓜二つ。中原さんってほんと、ヒヨコみたい」
「えへへ。ふふーん。間に合ってよかった。これで文化祭はバッチリだね。あとで皆に報告しないと...!」
「よく似合っているよ。木乃実ちゃんはどんな衣装を作ったんだい?」
「私ですか?えーと...こんな感じのドレスです」
スマホに作ったドレスの写真を表示させ、日和の祖母に見せた。
「あらー素敵ね。これ、木乃実ちゃんが1人で作ったの?」
「はい。手芸部の広瀬さんにアドバイスを頂きながら」
「とっても綺麗だったよ。皆、矢島さんのドレスを見てびっくりしてた」
「そうかい。頑張ったねぇ」
「そんなことないです。1番褒められたい人に褒められなかったし....」
先程まで楽しそうだった木乃実の表情は一気に暗くなった。日和の祖母はその様子を見て、木乃実の心情に気づいた。
それから真剣に木乃実のドレスをじーっと見始めた。そして木乃実の手を握って話し始めた。