【完】好きだからそばにいるんだよ
「良かったな。悪いところなくて」
「そうだね」
これが本当にいいのか。
悪いところがあった方がお互いを理解出来るんじゃないのか。
日和はそう考えながら昼食を終えた。
「日和、午後はアンパンなんだ」
「ん?もぐもぐ。りーちゃん。なんかさっきから頭がモヤモヤしててね。それでアンパン食べたくなって.....」
「な、何言ってるか分からないけどそうなんだ....」
気分が落ち込んでいたり、悲しいことがあるとアンパンを食べたくなる日和。ちなみに餡は粒あんだ。
日和いわく、粒あんの粒が涙の雫に似ているから食べているのだとか。
日和は次の日もアンパンを食べていた。その度に難しい顔をしていた。
美華たちはそんな日和に違和感を覚えた。
学校からの帰り道。日和は変わらずアンパンを食べながら難しい顔をしていた。
「日和昨日から難しい顔しているけど、どうしたの?」
紬が話しかけると、日和はアンパンを咥えながらピタッと立ち止まった。
「むぐぐ...。そんなに難しい顔してた?」
アンパンを口から離して紬の質問に答えた。
「してるしてる。てか、アンパン食べている時点でなにかおかしかったもん」
「紬の言う通り。日和がアンパン食べている時って、何か悩んでいるときだからすぐ分かるよ。ねぇ、美華」
「そうそう。中学から一緒のうちらだから分かる日和の特徴。で、何をそんなに悩んでいたの?」
「そうだね」
これが本当にいいのか。
悪いところがあった方がお互いを理解出来るんじゃないのか。
日和はそう考えながら昼食を終えた。
「日和、午後はアンパンなんだ」
「ん?もぐもぐ。りーちゃん。なんかさっきから頭がモヤモヤしててね。それでアンパン食べたくなって.....」
「な、何言ってるか分からないけどそうなんだ....」
気分が落ち込んでいたり、悲しいことがあるとアンパンを食べたくなる日和。ちなみに餡は粒あんだ。
日和いわく、粒あんの粒が涙の雫に似ているから食べているのだとか。
日和は次の日もアンパンを食べていた。その度に難しい顔をしていた。
美華たちはそんな日和に違和感を覚えた。
学校からの帰り道。日和は変わらずアンパンを食べながら難しい顔をしていた。
「日和昨日から難しい顔しているけど、どうしたの?」
紬が話しかけると、日和はアンパンを咥えながらピタッと立ち止まった。
「むぐぐ...。そんなに難しい顔してた?」
アンパンを口から離して紬の質問に答えた。
「してるしてる。てか、アンパン食べている時点でなにかおかしかったもん」
「紬の言う通り。日和がアンパン食べている時って、何か悩んでいるときだからすぐ分かるよ。ねぇ、美華」
「そうそう。中学から一緒のうちらだから分かる日和の特徴。で、何をそんなに悩んでいたの?」