【完】好きだからそばにいるんだよ
これ以上凛に追試をさせたら自分が危険だと思った先生は今日はここまでにしようと3人に補習の終わりを宣言する。






「「「はい!」」」







提出を終えた3人は帰り支度をして校門に向かっていた。その時、紬があることを思い出した。






「そうだ。もう少ししたら白矢くんが駅に着くと思うよ」





凛がそれを聞いて、目を見開いて紬の肩を掴んだ。





「それほんと!?」






「ほ、ほんとほんと。今から行けば、白矢くんと合流して日和の話を聞けるんじゃない?」






「行こう!走っていけば必ず会える!」






「走らなくても会えるよ!美華行くよ!」






「走るの!?もう、明日は筋肉痛だよー」






凛たちが走って十分がたった頃、駅には白矢が乗った電車が着いていた。






「やっぱり3時間は長いな。早く帰って寝るか」
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