【完】好きだからそばにいるんだよ
「最悪。それを食べながら話を聞きたかったのに。凛、コンビニ寄ってから帰るよ!」







「了解!限定のジュースとお菓子も買って帰ろう。もちろん、白矢の奢りで!」







「「さんせーい!」」








「勝手に決めるな!ていうか、そろそろ離せお前ら」







日和の話を聞くまではこの腕を離してはならないと目を合わせて通じ合う3人。





3人の結束力に観念した白矢はコンビニで奢ることとなった。






「電車代で結構痛いのに。まさか奢ることになるとは...」





財布の残高を見て今月のお小遣いが残り少ないことに落ち込む白矢。お菓子とジュースが揃って満足する美華たち。






紬の家に着くと早速、買ってきたお菓子とジュースを広げて、白矢から話を聞く準備を整える。






「さぁ、早速聞かせてもらいましょうか...!」





目を輝かせながら白矢を見つめる凛。その横で情報通の紬はメモを持ち、構える。





美華は走って体力を失って疲れが溜まってきたので寝転がりながら話を聞く。





「何から話せと...」
< 82 / 135 >

この作品をシェア

pagetop