【完】好きだからそばにいるんだよ
「えーと次は、私が引っ越す前の学校の友だちを紹介するね」






日和が紹介しようとすると、美華たちは自分たちで自己紹介を始めた。






「はいはーい!あたしは川口美華。リーダーシップなら誰にも負けないよ。次は紬!」






「私、春夏冬紬!色々な情報を集めるのが趣味なんだ。日和と白矢くんの情報があれば、私にこっそり教えてね。凛、次だよ!」







「あたしは凛。原田凛です!日和愛なら誰にも負けない。もちろん、彼氏の白矢くんにもね!終わったよ日和」






「さすがみかっちたち。私が説明するより早く終わったね」






日和は慣れているため、特に気にしてないようだが、他の皆には合コンの挨拶みたいだなと思われていた美華たち。






その迫力に桐斗は聞いている間、少し引き気味になっていた。






「なかなか騒がしい奴らだな。日和の友だちって...」






「いつもこんな感じた」






白矢も慣れているので、桐斗への返しは冷静そのもの。






「お前は自己紹介しなくていいのか?」






「一度会っているから俺はいい。そうだ小柳。今夜から世話になる」






「おう。2日間よろしくな」






桐斗に挨拶を済ませた白矢。そしていよいよ夕飯作りを始める。
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