【完】好きだからそばにいるんだよ
嘘をつくのが下手な日和。美華と木乃実はそんなのお見通しだ。2人は目を合わせて、日和をくすぐり始めた。






「あははは...!ちょっと、みかっち、木乃実ちゃん。やめて!くすぐったいよ」







「日和、観念して言ったら?美華さん」







「美華でいいよ。木乃実ちゃん」






何故か意気投合した2人はさらに日和をくすぐった。






「雑炊が出来ましたよ」







「将流くん、私にも雑炊。笑って疲れたからお腹空いちゃった」







美華と木乃実から逃げて、将流が作った雑炊を口にした。







「日和が逃げたから次は白矢。お前に聞こうとするか」







桐斗は白矢の肩の上に腕を置くが、白矢はすぐその場を立ち上がり、桐斗との距離を取る。








「遠慮する。聞いたって面白くないだろ」








「話の面白い面白くない関係なく、俺たちはお前ら2人をいじりたいんだ」








白矢は桐斗を無視して雑炊を食べ始めた。








「なんだよ無視かよ。まぁいいわ。俺も雑炊食おう」
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