winter love

幸せな予感

ー翌朝ー

目が覚めると
隣には速水さんが寝ていた。

こんな近くで寝顔が見られるなんて
思ってもいなかったから嬉しいけど
なんだか恥ずかしい気もする。

「なんか幸せだな。」

「俺も!」

「えっ!?起きてたの?」

「見られてる気がして目が覚めた。穴があくかと思ったよ!」

「もぉー!」

「一緒に朝が迎えられて嬉しい!
彩奈、おはよう。」

「速水さん、おはよう!」

「ねー、その速水さんってやめない?」

「で、でも。」

「もう俺の彼女なんだから、錬!錬って呼んでよ。」

「彼女?」

「俺は彩奈をこの家に初めて連れてきた時から、そう思ってたけどな?」

「強引すぎ!」

「こう!と決めたら突っ走る性格なもんで!」

「もう!!」

「で、呼んでくれないの?」

「・・・れん!」

「よくできました!これから、よろしくね!」

「うん!!」

強引な彼との秘密の恋が始まった。
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