winter love
新生児室に行くと、
赤ちゃんたちが気持ちよさそうに眠っていた。

「うちの子は・・・」

「右から2番目の子だよ。」

「えっ?」

「可愛い・・・彩奈にに似てるな。」

「錬??」

「彩奈。」

「どうしてここに?」

「たまたま偶然通りかかった道で、彩奈が倒れてたんだ。」

「錬が助けてくれたの?」

「うん。」

「ありがとう。また錬に助けてもらっちゃったんだね。」

「デジャヴみたいだな。」

「そうだね。
可愛い寝顔。無事に生まれてよかった。」

「可愛いな。ねぇ、あの子って・・・」

「私の子だよ。」

「彩奈?隠さないでくれ。本当のこと教えて。」

「錬の子じゃないから安心して。」

「彩奈・・・。」

「そろそろ部屋に戻るね。」

「ちょっと待って。」

「ちょっと錬!手痛いよ。」

「ごめん。彩奈と話がしたくて。」

「ここだと誰か来ちゃうから、私の部屋で。」

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