地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生に溺愛されています。

私は門の近くに行きインターホンを押した。するとメイドさんらしき人の声が聞こえた。

「どちら様でしょうか?」

「あ…水無瀬 真彩です。」

「水無瀬様ですね。門を開けますので少々お待ちください。」

そう言われたため私は門の前で待った。

一応、手土産で名店の和菓子、持ってきたけど大丈夫かな?

そんなことを考えていると門が開いてメイドさんの姿が見えた。

「いらっしゃいませ水無瀬様。屋敷までご案内いたします。」

「あ、ありがとうございます。」

私は一礼してメイドさんに付いていった。

そ、それにしても豪華だな…。噴水まである…。私の家はシンプルであるとしても大きめのバラ園だし…どこかのお城に来たみたい。

私はメイドさんに案内され屋敷に着いた。

近くで見るとさらに大きい…。綺麗。

私がメイドさんと屋敷に入ると数人の執事さんとメイドさん、そして八坂さんとご両親が出迎えてくれた。

「真彩ちゃん!来てくれて嬉しいわぁ~!何もできないけどゆっくりしていってね~」

「こちらこそ急にすみません。これ…つまらないものですが…」

「まあ!わざわざありがとね!あら~私、ここの和菓子大好きなのよぉ~!」

気に入って貰えてよかった…

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