地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生に溺愛されています。
お手伝いさん?
凛ちゃんのお兄さん
そして後日…とうとうお兄さんが来る日が来てしまった…。
大丈夫!(高級)プリンは、用意したし!客室も綺麗にしたつもり!……大丈夫だよ…ね?
凛ちゃんから連絡が来て11:30ぐらいに来るらしいんだよね!
今は11:25だからもうすぐ…。緊張してきたぁ~!
私がドキドキして待っているとインターホンが鳴った。
「はーい!今出ます!」
私が急いで玄関扉を開けると凛ちゃんそっくりのかっこいい人がいた。
「…………」
かっこいい人は私を見て固まっている。
家ではメガネ取るようにしてるけどやっぱり付けた方がいいかな?
そんなことを思いながらも自己紹介をした。
「あ。初めまして!水無瀬 真彩です!4日間よろしくお願いします!」
私がぺこりと一礼するとお兄さんも慌てて自己紹介をしてくれた。
「あ!ご、ごめんね!俺、柏木 蓮です!」
やっぱり兄妹だからかな?少し似てて安心する。
「なんて呼べばいいですか?」
「蓮でいいよ~!お兄ちゃんでもいいけど!」
「お、お兄ちゃん!?え、えっと…お兄ちゃんは大丈夫です!蓮さんって呼ばせていただきます!」
「あらら…残念!」
そう言って蓮さんはニカッと笑った。
笑った顔も似てるかも…。
私は、仲良くなれそうと少し安心した。