生徒会長に溺愛され過ぎて仕事ができません!
「お嬢様、どうかされましたか?」
帰宅後の夕食中、紬さん(つむぎ)にまで心配されるほど私の脳内は会長のことでいっぱいだった。
紬さんは私が中学生の頃にこの家にやってきたメイドさん。
沢山いるメイドさんの中で一番歳が近くて話しやすい。
可愛くて、優しくて、一人っ子の私にとってはお姉ちゃんのような人。
「何か悩み事があるなら聞きますよ?」
「…はい。」
「夕食後私の部屋に来ていただいてもいいですか?」
・・・とは言っちゃったけど、何て相談したらいいんだろう。
絶対今顔赤くなってる。
顔の火照ってて、頬を触ると熱い。
会長の言葉、触れ方、思い出すだけで脳がパンクしそうなまでに思考が会長で埋め尽くされる…♡。