俺の子を産めばいい~エリート外科医の愛を孕む極上初夜~
そして単純に、俺自身がもっと繋がりたい。
一度抱いたら、〝そばにいるだけでいい〟なんて綺麗事だと思うようになっていた。より子さえ嫌でなければ、もっと身体も愛してやりたい。
……そんなふうに考えていたものの、翌月まさかの妊娠が発覚。
命を授かった奇跡にはかなり驚いたが、それ以上に感動した。俺とより子の宝物ができたのだ、嘘偽りなく本当にとても嬉しい。
しかし、しばらく彼女を抱けなくなったことに関してだけは正直残念である。子作りを理由に自分の欲求を満たそうとした罰だな……と、内心肩を落としていた。
それに、純粋に喜んでいるより子を見ていると複雑な気分になった。
「早く妊娠するに越したことはないし」というのが本心なら、本当にただ子供が欲しかっただけで、俺と繋がりたいわけではなかったのだろうから。
俺に足りないものはたったひとつ。
彼女の心を手に入れるために、引き続きあらゆる方法を模索するのだった。