俺の子を産めばいい~エリート外科医の愛を孕む極上初夜~
お腹の奥がじんじんするような熱が生まれてくるのも、〝濡れている〟と自覚できたのも初めて。元カレにはこんなに丁寧に抱かれたことがなかったから知らなかった。
きっとこれが、快感というものだって。
やがて律貴の唇が下へ下へと滑っていき、私の脚を開いて顔を埋めようとする。私は驚いて咄嗟に制した。
「やだ……っ、そんなとこ……!」
「これから繋がろうとしてる部分だよ? たくさん可愛がってあげないと」
不敵でセクシーな笑みを浮かべた彼は、濡れそぼったそこに容赦なく舌を伸ばした。
例えようのない甘い刺激が駆け巡り、小さな悲鳴を漏らして背中をのけ反らせる。もう声は我慢できなくて、喉がカラカラになるほど喘いだ。
もうギブアップしたくなってしまうが、本番はこれから。呼吸を乱して恍惚とする私に、律貴はやっと服を脱ぎ捨ててぴたりと自身をあてがう。
わりと筋肉質なその身体に見惚れそうになるも、情欲が滲む瞳に捉えられて緊張が走る。