闇夜ヨルの恐怖記録 3
つい小説に没頭して時間を忘れてしまっていたみたいだ。


すっかり覚めたココアを飲んで席を立つ。


外に出ると大通りを挟んだ向かい側のビルから沢山の人達が吐き出されてきたところだった。


いいタイミング!


さっきまで物語の世界に浸っていたアリスは気を取り直すように自分の頬を叩く。


そして大通りを渡るべく横断歩道へと向かってあるき出したのだった。
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