闇夜ヨルの恐怖記録 3
早く帰らないといけないという気持ちがありながらも、アリスはその看板に誘われるように地下への階段をあるきだしていた。
コンクリートで固められた階段は寒々しくて下へ向かうにつれて周囲は薄暗くなる。
頭上には豆電球が光っているが、それは昔ながらの白熱電球らしくチカチカと点滅を繰り返している。
一歩一歩階下へ降りる自分の足音が反響して鼓膜を刺激し、その音に震えてしまう。
どうにか最後まで下りてきたアリスは目の前に現れた木製の扉を凝視した。
それはオシャレなバーのような扉で、中学生であるアリスが入っていいのかどうかためらわれた。
扉にはさっき見たのと同じ看板がかけられていて、それには「~~工房」と書かれていて、工房の部分だけを読み取ることができた。
ここがお目当ての手作り人間工房だろうか?
それとも全然別の場所かもしれない。
どうしてハッキリと看板を書き直しておいてくれないのだろう。
扉の前に立ったまま身動きが取れなくなっていたとき、内側から扉が開かれたのでアリスは飛び退いた。
危うく後の階段でつまづくところだった。
「誰かと思ったら迷子?」
出てきたのは黒色のフリルがたくさん使われている服を着た女性だった。
俗に言うロリータファッションというヤツだ。
コンクリートで固められた階段は寒々しくて下へ向かうにつれて周囲は薄暗くなる。
頭上には豆電球が光っているが、それは昔ながらの白熱電球らしくチカチカと点滅を繰り返している。
一歩一歩階下へ降りる自分の足音が反響して鼓膜を刺激し、その音に震えてしまう。
どうにか最後まで下りてきたアリスは目の前に現れた木製の扉を凝視した。
それはオシャレなバーのような扉で、中学生であるアリスが入っていいのかどうかためらわれた。
扉にはさっき見たのと同じ看板がかけられていて、それには「~~工房」と書かれていて、工房の部分だけを読み取ることができた。
ここがお目当ての手作り人間工房だろうか?
それとも全然別の場所かもしれない。
どうしてハッキリと看板を書き直しておいてくれないのだろう。
扉の前に立ったまま身動きが取れなくなっていたとき、内側から扉が開かれたのでアリスは飛び退いた。
危うく後の階段でつまづくところだった。
「誰かと思ったら迷子?」
出てきたのは黒色のフリルがたくさん使われている服を着た女性だった。
俗に言うロリータファッションというヤツだ。