闇夜ヨルの恐怖記録 3
「この病院もそうなんだ。第4診察室はなくて、第3診察室の隣は第5診察室になる」
シュンヤは頷いた。
そんなことも、もう何度も来ているのだから知っていると言ってやりたかった。
だからこの話はもう終わりだと。
だけどそれを言う前に、ユウキは話を続けてしまった。
「だけどな。この病院では一定の条件をクリアすれば、第4診察室が現れるらしい」
シュンヤの背筋がゾクッと寒くなった。
思わず後を振り向くけれど、白い壁があるだけで誰もいない。
空調が壊れたわけでもなさそうだ。
シュンヤはごくりと唾を飲み込んで顔をユウキへ戻した。
ユウキはシュンヤが怯えている様子に、嬉しそうに頬を緩めている。
「現れた第4診察室に入るとな、そこには死神がいるんだって」
そう言われてすぐに黒いマントを羽織って大きなカマを持った人物を思い浮かべた。
小学校の頃に読んだ物語には、そういう格好の死神が出てきていたのだ。
「その死神に寿命を質問すると、答えてくれるらしい」
「寿命?」
シュンヤは頷いた。
そんなことも、もう何度も来ているのだから知っていると言ってやりたかった。
だからこの話はもう終わりだと。
だけどそれを言う前に、ユウキは話を続けてしまった。
「だけどな。この病院では一定の条件をクリアすれば、第4診察室が現れるらしい」
シュンヤの背筋がゾクッと寒くなった。
思わず後を振り向くけれど、白い壁があるだけで誰もいない。
空調が壊れたわけでもなさそうだ。
シュンヤはごくりと唾を飲み込んで顔をユウキへ戻した。
ユウキはシュンヤが怯えている様子に、嬉しそうに頬を緩めている。
「現れた第4診察室に入るとな、そこには死神がいるんだって」
そう言われてすぐに黒いマントを羽織って大きなカマを持った人物を思い浮かべた。
小学校の頃に読んだ物語には、そういう格好の死神が出てきていたのだ。
「その死神に寿命を質問すると、答えてくれるらしい」
「寿命?」