闇夜ヨルの恐怖記録 3
キユナはぎこちなくそう言って、2人に手をふる。


2人はまた会話の続きをしながらキユナの横を通り過ぎて行く。


キユナは咄嗟にその後をおいかけて、右側にいる少女の肩に手を伸ばした。


栗色の綺麗な髪が一本、肩に落ちていたのだ。


それをつまんだキユナは逃げるようにその場を後にしたのだった。
< 155 / 163 >

この作品をシェア

pagetop