闇夜ヨルの恐怖記録 3
☆☆☆
翌日のシュンヤは医師に頼んで点滴なしで過ごしていた。
昨日、ユウキとしゃべって意識がはっきりしている間に頼んだのだ。
「シュンヤ、大丈夫?」
痛みに顔をしかめるシュンヤの体をさする母親。
「うん……」
シュンヤは苦しげなうめき声にも聞こえる声で返事をした。
こうして意思の疎通ができる代わりに、痛みは容赦なくシュンヤの体を蝕んでいく。
それでも今日だけはと頑なに点滴の使用を拒んだのだった。
昼くらいになるとシュンヤは自分から車椅子に乗りたがった。
今日の夜、1人で第4診察室へ向かうためだ。
すぐに母親が手を差し伸べてくれたけれど、それを断って力を込めて自分の体をベッドから車椅子へ移動させる。
その時に見た自分の足は、痛み止めの点滴を始める前よりも更に細く、弱くなっていた。
翌日のシュンヤは医師に頼んで点滴なしで過ごしていた。
昨日、ユウキとしゃべって意識がはっきりしている間に頼んだのだ。
「シュンヤ、大丈夫?」
痛みに顔をしかめるシュンヤの体をさする母親。
「うん……」
シュンヤは苦しげなうめき声にも聞こえる声で返事をした。
こうして意思の疎通ができる代わりに、痛みは容赦なくシュンヤの体を蝕んでいく。
それでも今日だけはと頑なに点滴の使用を拒んだのだった。
昼くらいになるとシュンヤは自分から車椅子に乗りたがった。
今日の夜、1人で第4診察室へ向かうためだ。
すぐに母親が手を差し伸べてくれたけれど、それを断って力を込めて自分の体をベッドから車椅子へ移動させる。
その時に見た自分の足は、痛み止めの点滴を始める前よりも更に細く、弱くなっていた。