闇夜ヨルの恐怖記録 3
たった1階分の階段を降りるだけでも重労働で、シュンヤは何度も途中で立ち止まり、座り込んで休憩をした。
額から流れ出た汗がポタポタと階段に落ちていく。
これだけの運動でここまで疲れていては、退院後サッカーだってできるかどうかわからない。
がんばらないと。
自分を叱咤して再び重たい体持ち上げてあるき始める。
随分と痩せているはずなのに、どうしてこんなに重たいのだろう。
以前と同じ動きができない自分に腹正しく思いながら、どうにか誰にも見つからずに階段を下りきることができた。
大きく息を吐き出し待合室の奥に見えている診察室へ視線を向ける。
階段から見えている診察室は内科の第2診察室まで。
第3診察室以降は、廊下を奥へ進んでいった先にある。
シュンヤは一旦待合室のソファに座り、呼吸を整えた。
本当はこのまま横になって休みたかったけれど、そうすればもう二度と立ち上がることはできないだろうと気がついていた。
数分休憩した後、またゆっくりと立ち上がる。
足はもうガクガクと震えていて、一歩も前へ出ない状態だ。
それでも待合室の椅子の背もたれに両手をつきつつ、あるき出す。
こんなところを見られたらすぐにでも病室へ連れ戻されてしまうだろう。
そうならないよう、シュンヤは懸命に足を進めた。
額から流れ出た汗がポタポタと階段に落ちていく。
これだけの運動でここまで疲れていては、退院後サッカーだってできるかどうかわからない。
がんばらないと。
自分を叱咤して再び重たい体持ち上げてあるき始める。
随分と痩せているはずなのに、どうしてこんなに重たいのだろう。
以前と同じ動きができない自分に腹正しく思いながら、どうにか誰にも見つからずに階段を下りきることができた。
大きく息を吐き出し待合室の奥に見えている診察室へ視線を向ける。
階段から見えている診察室は内科の第2診察室まで。
第3診察室以降は、廊下を奥へ進んでいった先にある。
シュンヤは一旦待合室のソファに座り、呼吸を整えた。
本当はこのまま横になって休みたかったけれど、そうすればもう二度と立ち上がることはできないだろうと気がついていた。
数分休憩した後、またゆっくりと立ち上がる。
足はもうガクガクと震えていて、一歩も前へ出ない状態だ。
それでも待合室の椅子の背もたれに両手をつきつつ、あるき出す。
こんなところを見られたらすぐにでも病室へ連れ戻されてしまうだろう。
そうならないよう、シュンヤは懸命に足を進めた。