闇夜ヨルの恐怖記録 3
シュンヤは「わぁ!」と叫び声をあげて尻餅をついた。
マントの男は右手に大きなカマを持っていて、顔は骸骨だ。
死神だ!
咄嗟に逃げ出そうとするが、立ち上がれなくてその場でじたばたともがく。
すると死神がシュンヤに近づいてきた。
「私になにか用か」
その声は診察室中にこだまして、シュンヤは両手で耳を塞いだ。
吐きそうに鳴るような不快な声。
シュンヤは逃げ出そうとするのをやめて、死神を見上げた。
死神には目玉がなかったが、それでもシュンヤをジッと見下ろしているのがわかった。
「お、俺の寿命が知りたい!」
シュンヤは勢いにまかせて言った。
死神はぐいーっとシュンヤに顔を近づけて、見つめてくる。
骸骨がシュンヤの頬に触れて、それはとても冷え切っていた。
「お前の名前は?」
骸骨が目の前でしゃべる。
呼吸器だってないはずなのに、腐敗臭のような嫌な匂いを吐きかけられた。
「シュ、シュンヤ……」
答えると死神はシュンヤからスッと身を離した。
マントの男は右手に大きなカマを持っていて、顔は骸骨だ。
死神だ!
咄嗟に逃げ出そうとするが、立ち上がれなくてその場でじたばたともがく。
すると死神がシュンヤに近づいてきた。
「私になにか用か」
その声は診察室中にこだまして、シュンヤは両手で耳を塞いだ。
吐きそうに鳴るような不快な声。
シュンヤは逃げ出そうとするのをやめて、死神を見上げた。
死神には目玉がなかったが、それでもシュンヤをジッと見下ろしているのがわかった。
「お、俺の寿命が知りたい!」
シュンヤは勢いにまかせて言った。
死神はぐいーっとシュンヤに顔を近づけて、見つめてくる。
骸骨がシュンヤの頬に触れて、それはとても冷え切っていた。
「お前の名前は?」
骸骨が目の前でしゃべる。
呼吸器だってないはずなのに、腐敗臭のような嫌な匂いを吐きかけられた。
「シュ、シュンヤ……」
答えると死神はシュンヤからスッと身を離した。