闇夜ヨルの恐怖記録 3
「昨日の夜、死神に会った」
その言葉にユナは一瞬で笑顔を凍らせた。
そして左右に頸を振って「なにを言い出すの? 死神だなんてそんなの……」と、混乱したように眉を寄せる。
シュンヤは慌てて「そうじゃない。俺の命を奪いに来た死神とは違うんだ」と、弁解した。
「どういうこと?」
「隣の病室にユウキっていう同い年の子がいるんだ。そいつから聞いた話で、この病院には第4診察室が存在していないんだ」
ユナは頷く。
4という数字を嫌う建物が数あることは、説明しなくても知っているようだ。
「だけど、その第4診察室を出現させられる方法があった」
「なにそれ? それと死神と、どうつながるの?」
「死神はその第4診察室の中に出てくるんだ。そして寿命を質問すると、答えてくれる」
「命を奪うんじゃなくて?」
シュンヤは「そういうことはしない」と、答えた。
その言葉にユナは一瞬で笑顔を凍らせた。
そして左右に頸を振って「なにを言い出すの? 死神だなんてそんなの……」と、混乱したように眉を寄せる。
シュンヤは慌てて「そうじゃない。俺の命を奪いに来た死神とは違うんだ」と、弁解した。
「どういうこと?」
「隣の病室にユウキっていう同い年の子がいるんだ。そいつから聞いた話で、この病院には第4診察室が存在していないんだ」
ユナは頷く。
4という数字を嫌う建物が数あることは、説明しなくても知っているようだ。
「だけど、その第4診察室を出現させられる方法があった」
「なにそれ? それと死神と、どうつながるの?」
「死神はその第4診察室の中に出てくるんだ。そして寿命を質問すると、答えてくれる」
「命を奪うんじゃなくて?」
シュンヤは「そういうことはしない」と、答えた。