闇夜ヨルの恐怖記録 3
きっと、自分の寿命を知った人が自殺したなんて話を聞いたからだ。
『私、もう帰らないと』
嘘じゃなかった。
窓の外はもう真っ暗で両親が心配をしているはずだ。
『次の25日の土曜日は明日だ』
エレベーターへ向かおうとしたとき、後からユウキがそう言った。
ユナは振り返らない。
『夜まで俺の病室に隠れていればいい』
『死神なんていない!』
ユナはユウキへ向けてそう叫び、ようやく来たエレベーターに乗り込んだのだった。
『私、もう帰らないと』
嘘じゃなかった。
窓の外はもう真っ暗で両親が心配をしているはずだ。
『次の25日の土曜日は明日だ』
エレベーターへ向かおうとしたとき、後からユウキがそう言った。
ユナは振り返らない。
『夜まで俺の病室に隠れていればいい』
『死神なんていない!』
ユナはユウキへ向けてそう叫び、ようやく来たエレベーターに乗り込んだのだった。