闇夜ヨルの恐怖記録 3
ユナは病院特有の消毒液の匂いとか、病室にただよっている病気の匂いが少し苦手だ。
そこにあるのはユナの知っている日常ではなく、他の誰かの日常だから。
それからユナとユウキは他愛のない会話をして時間を潰した。
看護師さんが晩御飯のトレーを持ってくると、ユナはベッドの下に身を隠した。
『病院食って味気ないんだよな』
ユウキは文句を言いながらも全部綺麗に平らげていた。
それからトランプをして時間を潰しているとあっという間に消灯時間になった。
けれどまだ9時だ。
こんなに早い時間から眠れるわけがない。
ユナとユウキは片耳ずつにイヤホンを付けてテレビをみることにした。
ちょうどお笑い番組をしていて、2人は声を殺して笑った。
そして、夜の11時が来ていた。
『そろそろいい時間だぞ』
ユウキに声をかけられてユナはベッドの下から這い出した。
念の為に隠れていたのだ。
『これに着替えて』
そう言って差し出してくれたのは、入院着だった。
『いいの?』
『あぁ』
そこにあるのはユナの知っている日常ではなく、他の誰かの日常だから。
それからユナとユウキは他愛のない会話をして時間を潰した。
看護師さんが晩御飯のトレーを持ってくると、ユナはベッドの下に身を隠した。
『病院食って味気ないんだよな』
ユウキは文句を言いながらも全部綺麗に平らげていた。
それからトランプをして時間を潰しているとあっという間に消灯時間になった。
けれどまだ9時だ。
こんなに早い時間から眠れるわけがない。
ユナとユウキは片耳ずつにイヤホンを付けてテレビをみることにした。
ちょうどお笑い番組をしていて、2人は声を殺して笑った。
そして、夜の11時が来ていた。
『そろそろいい時間だぞ』
ユウキに声をかけられてユナはベッドの下から這い出した。
念の為に隠れていたのだ。
『これに着替えて』
そう言って差し出してくれたのは、入院着だった。
『いいの?』
『あぁ』