いつかかわいい女の子になれたなら…。
さっきの人、大丈夫かなっ?逃げてきたの、悪かったかな?
「星奈?ちょっと聞いてる?大丈夫?」
2人が心配そうな顔をして見てた。
「え?うん。大丈夫だよ?」2人の話は、あんまり頭に入ってこなかった。
なんでだろう。さっきのことがあってから、おかしい。なんで、忘れられないの?
「星奈?あのね、昨日雑誌で読んでたんだけどね?
頭から、離れない。とか、胸がドキドキチクチクしたりするのは、恋なんだって。私も、ドキドキチクチクする人は、どこよォー!」あかねちゃんが。
「あんたねぇ。毎日、告られてんでしょ?モデルして欲しいって言われてんでしょ?その中の人とか、うちの学校の人の中には、ドキドキチクチクする人いるでしょ?」こはくちゃんもだけどね…アハ、ハ

ドキドキチクチクする。あの二階堂一星さんを思い出したら。
これって恋なのかな?
気づくのは、もう少し先のこと。
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