天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~


今日も早速、薬を売りに行こう!


魔界ではいつも半端ものだったから人に感謝されるのは嬉しい。


村にいくと時がたったのを感じる。色んな店が新しく出来ていた。


好きだった茶屋が消え、灯篭が売っていたり


「あそこなんて遊郭になっているし。」


でも大きな戦がないようで安心したわ。


私も店をだし薬はどんどん売れていく。


「ねえ。あんたこれはどういう傷に効くんだい?」

「これは化粧品です。特に今のような寒い時季には保湿効果がありますよ」

「本当に!?」

「是非試してみてください」

「…っ本当だわ!一つ頂戴!!」


その人が買ったことをきっかけに多くの人が化粧品に興味を示し品はすぐに売り切れた。


「今日も大盛況ね!さっ、これで肉でも買って家で食べましょう」



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