天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~


よし!こうなったら私が月影に人間のことを教えてあげよう。


「そうね!私があなたの先生になるわ。今日は私に任せて!」

「あ、ああ」

「来て!!」


それから月影をつれてまずは食事処に行った。

食べ物は天界・魔界と同じものだが建物が珍しいので月影はずっと周りを見渡していた。

次に衣を月影に合わせてみた。


「これがいいわ」

「白蘭…そなたにはこれが似合う」

「今日はあなたの買い物!私はいいの!」

「しかし…」


きっとお金の心配してるのね。


「遠慮しないで!初めて人間界で友達ができたのよ。こう見えて、お金はたくさん持っているの!私に任せて!!」


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