天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~
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顔を真っ赤にして逃げる白蘭を見て私は笑った。
なんだ、あの可愛らしい反応は。
最近では白蘭のああいった反応が見たいがために、つい色々と試してしまう。
白蘭が部屋を出ると同時に朱雀がやってきた。
「どうかしたんですか?」
「さあな」
「紅蓮様、魔帝陛下がお呼びです」
「そうか」
きいてすぐに父上のところまで向かう。
「父上にご挨拶を」
「来たか。紅蓮よ。」
「はい。父上、何かございましたか」
「戦だ。前回の小競り合いが引き金となって天帝がまた乱心を起こしたのだろう。戦に天界の皇太子を寄こしてきた」
また玲心との婚約の話だと身構えていたが違ったようだ。
「天界の皇太子というと氷輪のことでしょうか」
「そうだ。まさか天后の溺愛する息子を出してくるとは思わなかった。今回は少し長い戦になりそうだ」
顔を真っ赤にして逃げる白蘭を見て私は笑った。
なんだ、あの可愛らしい反応は。
最近では白蘭のああいった反応が見たいがために、つい色々と試してしまう。
白蘭が部屋を出ると同時に朱雀がやってきた。
「どうかしたんですか?」
「さあな」
「紅蓮様、魔帝陛下がお呼びです」
「そうか」
きいてすぐに父上のところまで向かう。
「父上にご挨拶を」
「来たか。紅蓮よ。」
「はい。父上、何かございましたか」
「戦だ。前回の小競り合いが引き金となって天帝がまた乱心を起こしたのだろう。戦に天界の皇太子を寄こしてきた」
また玲心との婚約の話だと身構えていたが違ったようだ。
「天界の皇太子というと氷輪のことでしょうか」
「そうだ。まさか天后の溺愛する息子を出してくるとは思わなかった。今回は少し長い戦になりそうだ」