天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~
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「「玲心様!!」」
「何事。騒がしいわね」
いきなり部屋に入ってきた炎狐族の双子を鋭く睨む。
双子はすぐに静かになった。
この双子は私と共に炎狐族で育った蘇芳と璃桜。私がいちはやく紅蓮との婚姻を進めるために連れてきた。
双子には何か紅蓮に変化があれば報告するように言ってある。
「玲心様。こちらを」
双子がおずおずと水晶を渡してきた。
これは記憶水晶だ。水晶の持ち主が見たものなどを映像として残しておけるものだ。
「記憶水晶が、どうかしたの」
「それが…白蘭が…」
「まあいい。見てみましょう」
「「玲心様!!」」
「何事。騒がしいわね」
いきなり部屋に入ってきた炎狐族の双子を鋭く睨む。
双子はすぐに静かになった。
この双子は私と共に炎狐族で育った蘇芳と璃桜。私がいちはやく紅蓮との婚姻を進めるために連れてきた。
双子には何か紅蓮に変化があれば報告するように言ってある。
「玲心様。こちらを」
双子がおずおずと水晶を渡してきた。
これは記憶水晶だ。水晶の持ち主が見たものなどを映像として残しておけるものだ。
「記憶水晶が、どうかしたの」
「それが…白蘭が…」
「まあいい。見てみましょう」