天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~
募らせる想い
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【天界】
「っ…」
戦場から氷輪と戻ると天帝と天后は私を責めた。
そして軍にいた者の証言で私が紅蓮と通じ氷輪を陥れた疑いがかけられた。
そんな私は天帝からは水系術を、天后からは氷結針を食らった。
傷を抱え自分の宮に何とか戻る。
兎月が涙目で、うろうろしていたが立ち止まった。
「は、白蘭を呼んできます!」
「呼ぶな!!!」
はじめて兎月に怒鳴ってしまった。兎月はビクッと硬直した。
「兎月、すまない。白蘭にはこのような姿は見せたくないのだ」
「…そうですか。何か私にできることはないですか?」
「人の姿を保てそうにない…。部屋から出ていなさい」
「…はい」
兎月を外に出すと月影は龍の姿をとった。
【天界】
「っ…」
戦場から氷輪と戻ると天帝と天后は私を責めた。
そして軍にいた者の証言で私が紅蓮と通じ氷輪を陥れた疑いがかけられた。
そんな私は天帝からは水系術を、天后からは氷結針を食らった。
傷を抱え自分の宮に何とか戻る。
兎月が涙目で、うろうろしていたが立ち止まった。
「は、白蘭を呼んできます!」
「呼ぶな!!!」
はじめて兎月に怒鳴ってしまった。兎月はビクッと硬直した。
「兎月、すまない。白蘭にはこのような姿は見せたくないのだ」
「…そうですか。何か私にできることはないですか?」
「人の姿を保てそうにない…。部屋から出ていなさい」
「…はい」
兎月を外に出すと月影は龍の姿をとった。