天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~
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気が付くと兵士に囚われ宮に来ていた。
入り口から父の姿が見えたのと同時に父の両足がないことに気が付いた。
「父上!!!」
叫ぶと父上が顔をあげた。
床に倒れている二人も目に映った。
「明明…?兄上…?」
明明は心臓に剣が刺さっている。兄上は首と胴体が切り離されていた。
目の前で何が起こっているの。
「白蘭っ」
「紅蓮!」
紅蓮は床に拘束されていた。
近づこうとしたが兵士に投げられて受け身を取れずに転がる。
「白蘭に手を出すなっ!」
「っ!」
痛む体を抑えて顔をあげると、魔帝の顔があった。
恐ろしいほど威圧的で攻撃的な鳳凰の姿だ。
気が付くと兵士に囚われ宮に来ていた。
入り口から父の姿が見えたのと同時に父の両足がないことに気が付いた。
「父上!!!」
叫ぶと父上が顔をあげた。
床に倒れている二人も目に映った。
「明明…?兄上…?」
明明は心臓に剣が刺さっている。兄上は首と胴体が切り離されていた。
目の前で何が起こっているの。
「白蘭っ」
「紅蓮!」
紅蓮は床に拘束されていた。
近づこうとしたが兵士に投げられて受け身を取れずに転がる。
「白蘭に手を出すなっ!」
「っ!」
痛む体を抑えて顔をあげると、魔帝の顔があった。
恐ろしいほど威圧的で攻撃的な鳳凰の姿だ。