天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~
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【約二千年前】
二千年前までは天界・魔界・人間界この三つの中で天界が最も力を持っていた。
理由は二つあった。
一つ目は天女の力があったからだ。天女は天から遣わされ千年に一度天界に降り立ち圧倒的な力と深い慈悲で世界を豊かにした。
二つ目は延輝(えんき)がいたことだ。延輝は鬼神だ。その膨大な破壊力と角のある姿は天界の者から嫌われていたが同時に良い戦の道具だった。
「陶武(とうぶ)!私、伝達鳥をしにいってくるわね」
「春花。伝達鳥なら私が行ってくるから、まだ寝ていなさい」
「大丈夫よ。あんまり寝ていたら身体がなまってしまうわ」
そう言って、春花は八咫烏になり飛び立っていった。
【約二千年前】
二千年前までは天界・魔界・人間界この三つの中で天界が最も力を持っていた。
理由は二つあった。
一つ目は天女の力があったからだ。天女は天から遣わされ千年に一度天界に降り立ち圧倒的な力と深い慈悲で世界を豊かにした。
二つ目は延輝(えんき)がいたことだ。延輝は鬼神だ。その膨大な破壊力と角のある姿は天界の者から嫌われていたが同時に良い戦の道具だった。
「陶武(とうぶ)!私、伝達鳥をしにいってくるわね」
「春花。伝達鳥なら私が行ってくるから、まだ寝ていなさい」
「大丈夫よ。あんまり寝ていたら身体がなまってしまうわ」
そう言って、春花は八咫烏になり飛び立っていった。