天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~
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「お目覚めですか。お嬢様」
「ええ。おはよう。明明(めいめい)」
朝起きて伸びをしていると侍女の明明がすぐに気づいて声をかけてくる。私と兄上と明明はともに育った仲だ。
「お嬢様が起きないと思ってドキドキしましたよ」
「まったく私を何だと思ってるのよ。新夜祭の日にまで寝ぼけないわよ。」
「もう皆さん、広場にお集まりですよ。」
「もう!?」
「新夜祭ですから。さ、お嬢様はやく着替えて行きましょう」
着替えて廊下に出ると、すぐに兄上に会った。
「秋月様」
「兄上」
明明と二人で礼をとる。
「よいよい。わたしの前でそうかしこまるな」
「お目覚めですか。お嬢様」
「ええ。おはよう。明明(めいめい)」
朝起きて伸びをしていると侍女の明明がすぐに気づいて声をかけてくる。私と兄上と明明はともに育った仲だ。
「お嬢様が起きないと思ってドキドキしましたよ」
「まったく私を何だと思ってるのよ。新夜祭の日にまで寝ぼけないわよ。」
「もう皆さん、広場にお集まりですよ。」
「もう!?」
「新夜祭ですから。さ、お嬢様はやく着替えて行きましょう」
着替えて廊下に出ると、すぐに兄上に会った。
「秋月様」
「兄上」
明明と二人で礼をとる。
「よいよい。わたしの前でそうかしこまるな」