俺だけのものに…
お好み焼きの屋台でお好み焼きを買って
教室の中には食べられるスペースがあったのでそこで食べることにした。
「ん〜!これすごい美味しいですね先輩!」
もぐもぐと美味しそうに食べる結ちゃんが可愛すぎてニヤけそうになる。
焦って自分の分のお好み焼きを口に突っ込んだ。
「あっはは!海里先輩そんなにお腹すいてたんですか?」
ニヤケないように口いっぱいにお好み焼きを頬張った俺を見て声を出して笑う結ちゃん。
「まぁな」
ニヤケないように…なんて言えるわけねぇしな……
「先輩って可愛いところあるんですね〜」
ニコニコ笑いながら言う結ちゃんにドキッとする。
いや、可愛いって言われても別に嬉しくねぇけどさ。
俺は結ちゃんの笑顔にめちゃくちゃ弱いらしい。
可愛い、好き、大好き……
色々な感情がごちゃごちゃに混ざりあって
最後には愛おしいが込み上げてくる。
「ほら、早く食って次行くぞ」
このままじゃ口から出てしまいかねないと思って誤魔化した。