俺だけのものに…
「なぁ海里聞いてるのかよ?」
ぼーっとその子のことを見つめたいたら智希に肩を掴まれる。
「…あぁ悪い。
聞いてなかった」
「……お前誰かいい子見つけた?」
「お前が言ってた子と話してる奴」
素直に答えると目をまん丸にして驚く智希。
「え?!まじで?!お前が??」
「あぁ、一目惚れ」
「まじかよ!女遊び激しいお前が?!ありえねぇ」
ケラケラ笑う智希に一蹴り食らわせて教室から離れる。
「始業式始まる。
体育館行くぞ」
「置いていくなって!
悪かったよ!」
謝ってくる智希は無視。
それよりもあの子のことで頭がいっぱいだったーーー