響き渡る空の下で、きみへの想いを歌う。
プロローグ

出会いは最悪でした


 〝ごめんなさい〟ーーわたしには、それしか言えないから。

 だから、この『歌』はーーわたしの懺悔(ざんげ)


✳︎✳︎✳︎

 キュッキュと音を立てた鳴き砂の上に寝転ぶと、ここの鳴き砂はうさぎの鳴き声のような音がした。

 無数に輝く星たちが出迎えてくれる。

 そのうちの一つが流れると、『誰がが死んだのかな?』

 なんて、ちっぽけなことを考えた。

 そして、もうすぐわたしも……。

 わたしは手を星の煌めく空にかざして、そっと目を閉じた。

 そして、わたしにはない未来と自分の最低な過去と不透明な現在を恨んだ。

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