響き渡る空の下で、きみへの想いを歌う。

(ひびき)さん、あなた……いじめをしてるって本当なの?』

『だったら?』

 (さげす)むような教師たちの視線とか、チクリとした胸の痛みとか、あのあたりの不快感とか気のせい。

 そんなものはどうでもいい。

 わたしはもう、高校を中退したんだから。

「あーあ。これからどうしようかなぁ」

 ため息混じりの独り言をぼやき、その場に座り込んだ。

< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop