キャンディーと恋で私を溶かして。


学校に着いてからまだ準備ができてなくて、教科書をかばんから出してる時に。

相川君の寝顔が目に入った。


綺麗な顔立ち。


寝てるはずなのに顔が崩れていないのはなぜ?
っていうくらい本当に天使の寝顔みたい。


幼くて可愛くて。


母性本能がくすぐられるような寝顔。


確かにこれはモテると改めて思った。


もうすぐでホームルームが始まるから起こさなきゃいけないのに、起こしたくない。


ずっとみてたい。


顔に穴が空くぐらいじーっと見つめてると。



相川君の目が開いた。


「…おはよう」


「お、おはよう!」


今日は寝てたからか、ちょっと声が掠れてていつもより色気が出てる。


目もいつもより開いてなくてThe寝起きって感じ。
< 17 / 27 >

この作品をシェア

pagetop