キャンディーと恋で私を溶かして。
私もみのりちゃんの惚気話聞きたいのに、いつも私のことばっかり聞いてくるから、たまには私から質問させていただく。
「前の土曜日にデートに行ってきたの。でも、やっぱり瞬はかっこいいからデートしてても常に周りの女の子に見られてるのよね…不安になるわ」
「それは大丈夫!私が自信をもって言えます!
みのりちゃんはすっごく可愛いから、堂々としてれば良いんだよ!それに、菊池君のみのりちゃん愛すごいからね」
みのりちゃんはいつもサバサバしてて私の頼もしいお母さんみたいな存在だけど。
菊池君のことになると、一気に乙女になる所がすごく可愛いの。
それに、菊池君もみのりちゃんのこと溺愛してるのが私にも分かるから心配しなくていいのに。
「古都がそう言ってくれるから自信をもつようにするわ」
「そうそう!」
恋愛の話をしていると、ふと、私もいつか好きな人と両思いになれる日が来るのだろうかと考えてしまう。
「やっぱり好きな人と両思いっていいなあ」