あなたが
ってことは何分に家に来てくれるのかなぁ?
「お母さん、みみちゃんって何分に迎えにくるの?」
なるべく早くがイイなぁ。あと 5分とか…。
「えーとね、あと5分よ。」
やった♪ ドンピシャだし。
じゃあ靴を履いて待っとこ。
えーーッと
私の靴はどれ…?
「お母さん、結局私の靴はどれなの?」
「そうだったわ。葵の靴はそこにある紫のハイカットよ。」
ってことは…。
これかぁ!!!
ヤバい!そーとー可愛い!!紫色ってのもいい!!!!!なんて軽く興奮気味に。
「ありがとー。」
私は言いながら靴を履いた。
想像通り履いても可愛い!!!でも学校にこの靴でいいのかなぁ?なんなんだか真面目に考えたりして・・・。
って考えてるのもたった数分。
「コレはいてこー。」
校則なんて気にしなーい。
「行ってきまーす。」
するとお母さんが慌てて来て、
「だからッ!みみちゃんが来るって!!」
あっ!そうだった・・・。
私って忘れやすいなぁ。
「はぁーい。」
・・・・・・・・
あー!!早く行きたい!
「お母ーさん、何分で迎えに来るの??」
と言うと・・・
ピンポーン。
きッ来たぁ!!!!
この音!聞きたかったぁ。
「はぁーい」
私は返事をして、
「お母さん、行って来まーす!」
「いってらっしゃい。」
笑顔でお母さんに送り出されて、私は玄関を出た。
「おっはよー」
みみちゃん!!
やっと会えたー。って言っても
1日しか空いてないけど・・・。
でもやっぱりみみちゃん
テンション高いなあ。
「おはよ。」
なんだか疲れそう、でも楽しい中学校生活になりそう!!
なーんて浮き沈みの激しい自分にビックリしてると・・
みみちゃんはあっという間に
遠くに行ってた・・・・。
< 16 / 27 >

この作品をシェア

pagetop