あなたが
「まってぇー!!!!」
私はできる限り大きい声でみみちゃんを呼び止めた。
それだけ私とみみちゃんの距離は離れていた。
私が大きい声で叫んでもみみちゃんはきずかず行ってしまう、
呼び止めるのがムリだと思うと私は慌ててみみちゃんの後を追っかけた。
ハァハァ・・ハァ。
ウッ、ン ハァ。
私は頑張った!!とにかく頑張った!!
「追い付いたぁー。ハァハァ」
やっと追いついたのに声が出ない、ズット荒い呼吸のしっぱなしだ。
すると
「葵!大丈夫??」
気づいてくれたぁ。
私は足を止め深呼吸を繰り返した。
もう!倒れるかと思ったあ。
「はッ!やいよっ!みみちゃん。」
私は途切れ途切れにみみちゃんに言うと、
「ゴメンゴメン、やっと葵と学校に行けると思うと急いじゃって・・・。一生懸命に話の話題考えてたぁ。」
なんて・・・
笑顔で言われると、ちょっと照れる・・・。
いい人だなぁ。と
私は思った。
大分私の呼吸も整ってきて途切れずに話す事が出来た。
「そっかぁ。いいよゴメンね。
私も。」
私たちはそこから笑いながら学校に行った。
とは言っても・・・
学校へ行くための道知らないし!!頑張って覚えなきゃ!
私はもしみみちゃんが風邪で(引かないとは思うけど)
学校を休むなんて事になっても
道に迷って迷子なんて事にならないように頑張って覚えた。
それでも一回では私の頭が覚えるはずもなく、
学校に着いたと思ったらもう
道順を忘れてしまってた。
まぁ、今度覚えればいいしッ。
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