あなたが
ーーガタガタ
トントン、
私はふと物音がすると思って、
周りを見渡してみた。
あッ!
周りには人が座っていて、
私の目の前、教卓には先生がいた。
やばっ!本に夢中になりすぎたぁーっ!!!!
いつの間にか一時間目が初まっていた。
まぁ、学校に遅刻して来たから余計早く感じるんだろうけど。
先生は黒板に何か書いているし・・・。早く用意しなきゃ!
そう思った私は急いで用意を始めた。
しかし何の教科書を出せばいいのか分からなかったので
黒板をよく見てみる事にした。
んー。
どうも一時間目は英語らしい。
私は机の中から英語の教科書を取り出そうと頑張っていた。
が・・・。
あれーっ?ない。
と思ったら、
あったー!!!!!!
私は教科書、ノートを取り出した。
ノートに黒板の文字を写そうとしてノートを開いた。
このページかっ!
ノートを平開いた私は真面目にノートを取った。
黒板の文字を写し取ったと先生は私のノートを覗いてきた。確認した先生は
「はい!では私が読んだあとを付けて読んで下さい。」
と先生が言った。
先生が読んだ後を頑張って読んだんだけど、全然分からなかった。
なんだかんだで一時間目が終わった。
ハァ。一番最初の授業が英語とは・・・。疲れる
せめて国語だったらなぁ。
だって私日本人だし。
なーんてボンヤリと考えていた私は私の後ろに来ていたみみに気付くはずもなく・・・
「わっ!!」
「わあ?!」
< 25 / 27 >

この作品をシェア

pagetop