あなたが
さっきみみが私を脅かせたせいで変な声と同時にスッゴク大きい声で驚いちゃって、クラスにいた人から注目浴びちゃったんだからね!!!
絶対にみみにも同じ目にあわせてやるっ!!
と密かに私が決意を固めたとは
知らないみみが
「ねぇー、英語ダルかったねぇ。うち全然わからなかったよぉー。」
と半ば泣きながら私に話しかけてきた。
「でなぁー!私も全くわからなかったよぉー。」
と二人で共感しあった。
私はふと思い出した隣の席を見た。
やっぱりまだ学校に来てなかった。授業中もチラチラ横目で見たんだけど来なかった。
私はその隣の人がどんな人か知りたくなった。
「みみ?私の隣って誰なの?」
と私が聞くと、
みみの顔がニヤニヤにやけだした。
「あのねーっ。葵の隣の席の子は如月優くんだよ。」
とまだ顔のニヤニヤが戻らないのかにやけた表情で答えてくれた。
「きさ・・如月優くん・・・・?ん・・?」
どっかで聞いた事のある名前だ。私は頭をフル回転させて考えた。
それでやっと思い出せた。
「如月君っ!」
私はつい大きな声で言ってしまった。
また・・・クラス中の注目を浴びてしまったよ・・・・・
それには全く気付かないみみは
「そうそう。如月君っ!葵の彼氏だよっ」
と語尾にハートマークでも付いてそうな口調で答えた。
「はいはい。」
と少し私は呆れ顔で答えた。
するとプクーッと膨れるみみのほっぺ。
「なんで怒ってるの?」
と私はわけがわからずに聞いてみた。
「だってぇーっ!そうなのっ。とかもぉー言わないでよっ。とか言う反応が見たかったのにーッ!!」
と意味が分からない理由で怒るみみ。
私そんなにブリブリしていません!!
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